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ポーランドポスター
ポーランド派について


現在“ポーランド派”と呼ばれるものは3つある。

まずは『地下水道』『灰とダイヤモンド』などの作品を手掛けたアンジェイ・ワイダの映画、2つ目はマグラレナ・アバカノヴィチによる60年代に制作されたファイバーワーク、そして3つ目は50〜70年代にかけて、世界的に絶賛されたポーランドポスターのことを指す。

いずれにしても1950年代後半、ポーランドの芸術界で、歴史的に契機となる芸術的事件をこの当時、“ポーランド派”と呼んだ。

“ポーランド派”という言葉は、もともと1957年、アンジェイ・ワイダ監督の『地下水道』がカンヌ映画祭で審査員特別賞を受賞した後に、フランスの批評家たちが、初めて使った言葉だとされているが、ポスターにおいて使用したのは、国内のグラフィック・アーティスト、ヤン・レニツァだと言われている。

ポスターにおける“ポーランド派”とは、50年代後半〜70年代に花開いたポーランドポスターの黄金期を指す。50年代の社会リアリズムしか認められていない芸術界の中で、ポスターのみが表現の自由を許されることが多く、それを国が保護したために発展した。
特に映画、演劇、サーカスなどの文化ポスターが中心で、共産主義のため、広告主の制作をさほど受けず、またポスター制作は主にアーティストが行うことがほとんどだったので、作家の創造性がより発揮されることとなった。
作家の個性は様々であるが、大きな特長としては、絵画性や巧みな暗喩の使用が挙げられる。

主な作家にユゼフ・ムロシュチャク、ヘンリク・トマシェフスキ、ロマン・チェイレヴィチ、ヤン・レニツァヤン・ムウォドジェニッツ、ヴォイチェフ・ザメニチェフなど。
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