チェコアニメ映画祭2006

チェコといえば“人形アニメーション”の故郷として、世界中のクリエイターやアートアニメーションファンから広く認知されつつありますが、チェコにおけるクリエイションションの素晴らしさは、人形アニメーションに限りません。

今回は絵本やデザイン、工芸などにも優れた独創性を発揮するチェコのマルチアーティストたちが手掛けた、60年代から現在に至るまでの個性溢れる2Dアニメーションを中心にご紹介いたします。

そこで今回は、特に“チェコのアーティストたちの多才性”という視点から監督・美術を兼任する作家を多数セレクトし、日常を深く掘り下げたストーリーと、斬新さを常に求めるデザイン、この2点におけるバランスの妙を楽しんで頂ける作品を多数ご用意致しました。これによりアートにおける彼らの多方面からのアプローチが、いかに作品を豊かにしているかご覧頂けます。

また、作家たちは夫婦愛の破綻、コミュニケーションの違和感、メディアへの皮肉など、アニメーションという“夢”の中で、現実よりも“リアルな今”を私たちに突きつけてきます。各作家の持つ研ぎ澄まされた時代性もご覧頂きたいポイントのひとつです。

作品ごとに魔術師のように作風を変化させたミロスラフ・シュチェパーネク。夫のヤンと共にチェコのシュルレアリズムを牽引したエヴァ・シュヴァンクマイエロヴァー。チェコ本国で“最も美しい絵本賞”を何度も受賞したヨゼフ・パレチェク。装丁画家、童話作家、劇作家の顔を持つチェコの元祖マルチアーティスト、ヨゼフ&カレル・チャペック。ニヒルな視点で登場した新進気鋭作家、パヴェル・コウツキーやミハエラ・パブラートヴァーなど、個性的なアーティストたちの未公開34作品/4プログラムで一挙公開致します。

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